「トライアル・トラブル」 監修:清松みゆき 著:藤澤さなえ/グループSNE 出版社:富士見書房

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第13話 やんちゃでカッコイイ弟君

★さらば、ファンドリア〜幹部への第一歩

ファンドリアの冒険を終えたペラペラーズは、ラゼンさんとシータちゃんに見送られつつロマールの街へ帰ってきました。

一応向こうでの指名手配は取り消されたので、また行こうと思えば行けますね(笑)

あの手配は貿易商ギルドが出したものでしたが、ちょっと圧力をかけてやれば簡単に解けちゃったりします。

ファンドリアですからねぇ。ペラペラーズが向こうのギルドの問題を解決したりもしたので、そういう事が出来ちゃったりします。


さて今回の冒険ですが、ついにきましたクレスポ幹部昇進キャンペーン!

何だかんだでもう5レベル。ロマール盗賊ギルド内でも下級幹部になるには(レベル的には)十分です。

前回名刺を渡してスカウトした冒険者やアサシンズもロマールの街に来ちゃってたりするんですよ。

流石に闇エルフと闇司祭は向こうのファラリス神殿を頼ったようですが、残りの5名は来ています


馬車襲撃の冒険者3人、アサシンのリーダーと下っ端。下っ端と言いつつも彼だって5レベルシーフなんですけどね(苦笑)

リーダーと下っ端のデータは前の巻に載ってましたが、他の冒険者の3人はよく分かりませんね。

魔術師の女の子は3レベルのソーサラー/セージだということは分かるんですけど、能力値とかはなんとも。結構優秀なんだそうですが。


その5人はギルドの宿屋に泊まってたりして、クレスポ達と宴会なども楽しんだりします。

何かとオドオドしてる魔術師の女の子や、何やら武士っぽいアサシンが個人的にはツボです(笑)

「お前たちがとどめた命だ、好きに使ってくれ」なんて、どちらかというと忍者属性のアサシンのくせになんとも武士っぽい。

あと真面目に女装クレスポに絡んでくるリーダーが好きです。「女装が趣味なんですか?拙者もそうなんです」ってそういうキャラ?(笑)

一人称が拙者のアサシンなんてのもカッコイイですね。それはそうと、ふと「拙者拙者詐欺」なんて単語が頭に浮かびました。


幹部昇進についてはいいのかな〜とも思うんですが、そういうのも面白そうなのでいいんじゃないですかね。

歴代リプレイでは、今ひとつ組織内での地位を生かした事がなかったような気がするし。

組織に頼ったことはあっても、部下を動かしたり昇進したりといったことはなかったと思う。

まぁバブリーズなんて組織を飛び越えて国レベルで色々やってたりしましたけど、今回のような組織レベルのゲームもいいですね。

部下を持つというのも面白いですしね。当然組織内のしがらみなんかも増すんでしょうが、それすらも楽しめれば最高です。

これで幹部になっちゃうとバーゼルさんと同格になっちゃうんですよね。あの人は最初の頃からレベルは上がってないんだろうか?


ロマール盗賊ギルドのギルドマスターは10レベルシーフの"神のごとき"カニング

ギルドは大きく6つの部署に分かれ、それぞれを上級幹部が統括しています。彼らのカニングへの忠誠心はかなりのものだとか。

そんな幹部たちの忠誠心やカニングのカリスマもあって、ギルド内は思ったよりは平穏です。勿論派閥争いとかはありますけどね。


6つの部署とは「盗み」「スリ」「鑑定」「体術」「暗殺」「物乞い」です。ペラペラーズはこの内「体術」に属しているのです。

「体術」の部署の役目は「構成員の教育・冒険者の管理・諜報活動」です。冒険者が属するなら普通ここですね。

体術の長はなんと9レベルシーフだったりします。他の部署の長(上級幹部)達も皆8とか9とかばかりですよ。


なお、他の部署の仕事は順に「空き巣」「路上のスリ」「盗品の売買・賭博」「殺人・制裁」「乞食達の管理・乞食達からの情報管理」です。

ブックなんて「鑑定」の部署なんか適任じゃないですかね。30人ほどの鑑定士がいるそうですが、皆4レベル以上だそうですし。

前回登場したラゼンさんも多分ここに属しているんでしょうね。勿論無事にペラペラーズの護衛でロマールに帰ってきましたよ。


そんなロマール盗賊ギルドの下級幹部になれる(かもしれない)チャンスが、この連中にも回ってきたのです。

クレスポ・ベルカナ・マロウの3人は体術の長の愛人にして懐刀でもあるコルネリアというお姉さんに呼び出されました。

今回の文庫の表紙を飾っている人ですね、年齢不詳の美女。スリットなんて入っていて、一言で言い表すと"セクシー・クイーン"(笑)

長の愛人だけあってこの部署のかなりのお偉いさんですから、バーゼルさんをバーゼル君なんて呼んでます。ええ、吹きましたとも。

当然ながらクレスポの食いつき具合はかなりのものですが、彼女は長の愛人ですから。滅多な事はしない方がいいと思う。


幹部昇進への意思があることを彼女にも告げて、様子を見てから答えを出すことになります。

ファンドリアから来た5人がスパイだという可能性もあるし、まだギルドに入って日も浅いのでもう少し様子見。

あの5人がスパイだなんてそんな大層な裏があるとは思えないんですが、ギルドの方はそんなゲームの外からの視点を持っていませんし。

クレスポを幹部にとベルカナの推薦もあったりしますが、傀儡にする気満々ですね。流石は黒ベルカナ(笑)


さて、これから3回に渡ってギルドへの印象付けの為に事件をこなしていく訳です。それが今回のキャンペーンです。

最初の事件はというと、ぶっちゃけた話キマイラ退治です。舞台はロマールの北東にある"泣き叫ぶ山々"ユセリアス山脈です。

最近ロマールの街では風邪が流行っているのですが、その薬となる薬草アルニカはユセリアス山脈のフェザーフォルクから手に入れてるのです。

しかし、フェザーフォルク達は謎生物(実はキマイラ)に集落から追い出され、アルニカの供給がストップしてしまってるんですね。


フェザーフォルクとアルニカへのセージ判定は悉く失敗、コルネリアは頭を抱えつつ教えてくれました(笑)

前者は知名度9、後者は知名度10と低いので、ベルカナはセージ1で知力ボーナス+3です。両方とも失敗する確率は僅かに4.63%ぐらい。


アルニカは基本取引価格600ガメルの薬草で、解熱作用があります。具体的には、進行/治癒判定に+2のボーナスが入ります。

ただの風邪の場合は進行強度5/治癒値7です。平目だと83.3%に53.3%ですが、アルニカがあると97.2%に83.3%となりますね。

平目でも十分治りうる病気ですね、まぁただの風邪ですし。なお、致死深度があるので何千人かに1人は死者が出ることになります。

平目の場合は4回連続で4以下を振るとストレートに死にます。患者の1296人に1人は罹患後4日で死亡するということです。


アイリちゃんとかも風邪ひいてるようだし、マロウの取り巻きの女の子も何人か寝込んでるようですね。

アイリちゃんなんてクレスポの買ってきたお土産を受け取っちゃいましたよ。中身(「I v ファラリス」Tシャツ)を知ったら鉄拳ですが(笑)

"キュアー・ディジーズ"で風邪を治す場合、目標値は14になります。4レベルになりたてだと必ず成功するとは言えません。

魔力6として、拡大も+2したとしましょう。それでも出目は6必要です。マロウの場合は魔力が7なので出目は5、8割強です。

これで成功したとしても深度が1減るだけなので、具合があまりにも悪いと何度もかける必要がありますね。


ユセリアス山脈は夏は山からの吹き下ろしの風で乾燥し、冬は海からの吹き上げの風で大雪が降るので草木が生えない不毛の地です。

そのロマール側に広がる高原はハルキア高原といい、リュンクスなんかも生息してたりします。短編の「幻獣の遺産」に出てきましたね。

アルニカは高山で見つかる薬草で、険しい場所に生えてたりもするでしょう。フェザーフォルク達は空を飛べるので楽なもんですけどね。


★山登りの準備をしよう〜ジャオルの怒り

今回の冒険に備えて、ペラペラーズはまた色々と買い物をします。

このパーティーって歴代で一番買い物シーンが多いような気がしますね、闇市があるからでしょうか。

魔晶石はもちろん、光晶石や暗晶石に風晶石も買いました。最早市場では常連でしょうね、彼ら(笑)

クレスポは高品質+5のロングボウを、ブックは高品質+5で銀製のウォーハンマーを購入。


光晶石と闇晶石は残り使用回数×120ガメルで、ルールブックの通り10回で壊れるなら1200ガメル。風晶石は残り使用回数×800です。

精神力の要らないマジックアイテムの値段はレベル(魔力)×基本消費精神力×40×使用回数です。

この式に照らし合わせると、風晶石はレベル×基本消費精神力が20なんですね。

つまり、2レベルで基本消費精神力が10の魔法扱いの可能性大。"ファイア・ウエポン"と同程度ですね。


高品質+5のロングボウはクレスポの必要筋力8で作ると360ガメル。とうとうウィップ以外の武器を買いましたね(苦笑)

15話のプレイバックにはスリングも載ってるんですが、これはここで買ったのかな?。

盗賊のくせに白兵戦用のダガーとか持ってないのもどうかと思いますけどね、そも、ダガーなんて冒険者なら誰でも持ってるものですよ。

ックは奮発しましたね。ブックの必要筋力3で高品質+5のウォーハンマーを作ると380ガメル。銀製なので更に5倍して1900ガメル!

必要筋力3でも、高品質+5で銀製だと10倍ですからね。やっぱり高くつきますが、これで通常武器無効の相手が出てきてもなんとかなるかも。


そしてシャイアラを温泉というダシで釣りつつ、一行はユセリアス山脈を目指します。途中までは例によってベルカナの家の馬車で。

途中でスカーレット・ヴァルチャーの襲撃を受けますが、ベルカナの"スリープ・クラウド"で寝かせて落下ダメージで倒しました

スカーレット・ヴァルチャーは翼長4mもある大型の肉食鳥で、ある程度(グラスランナーとかね)のものは持ち上げたりもできます。

防御点6で生命点15なので、7m(21点)以上から落ちると死にますね

そう考えると呆気ないものですね、翼長の2倍の高さから落ちたら致命傷。


やがて一行の前にフェザーフォルクの姉弟のレフィルとジャオルが降り立ちます。フェザーフォルクの例に漏れず二人ともべっぴんさんです。

レフィルさんは表紙で"セクシー・クイーン"の反対側にいますね。純白の翼で微妙に浮いてて、初見では天使かと思いましたよ(苦笑)

ルールブックのフェザーフォルクは4レベルですが、この集落のフェザーフォルク達はもっとレベルが低いようです。

腕利きらしいこの姉弟も3レベルだし。ちなみにレフェルは精霊使い、ジャオルは戦士だそうです。


鷲やグリフォンを飼っている事もあるフェザーフォルクですが、彼らはキマイラに追い出されるだけあってそんなに強くはない。

人間たちとの交易もあって色々なものが手に入るので、贅沢をしてたりもするせいらしいです。

言語は地方語にハーピィ語、精霊語を話すそうですが、どうやら地方語(西方語)はあまり得意ではないらしい。

まぁそれは大して不思議でもないですけどね。ルールブックのそれはあくまでも平均ですから、個体差があっても不思議ではない


ましてフェザーフォルクはPCデータが作成可能です。能力値も人間同様バラついたりもしますよ。

ちなみにその能力値の平均を算出しますと、器用度16.5、敏捷度16.5、知力14、筋力13.5、生命力12.5、精神力18.5です。

人間よりは器用度や敏捷度は高くなるんですね、知力は同程度。筋力と生命力は若干低いものの、精神力はエルフの平均を超えてます。

なお、空中での移動速度は30と結構速いです。敏捷度によってバラつきが出るようにしても面白いかもしれませんね。


レフィルさんは結構とっつき易いんですが、ジャオルの方は最近の密猟者の動向のせいで人間へ良い印象を持っていません。

最近森火事も起こしたそうだし、そのせいで住処を追われたキマイラに自分達も住処を追われるし。

基本的にはイイヤツなので、この事件が解決した頃にはすっかりわだかまりも氷解してましたけどね。

ベルカナは"シェイプ・チェンジ"でフェザーフォルクに変身しました。その途端ジャオルは嘘のように友好的になりましたし。

ていうかシスコンの可能性大(笑)。何かとお姉さんが気になるようだし、「姉さんと一緒に」が普通に出てきますし。


"シェイプ・チェンジ"で化けられるものには色々と制限がありますが、対象を知っている事は絶対ですよね。

問題はそれがどの程度ならいいのかということですが、その基準の一つがセージ技能による判定です。

ベルカナはフェザーフォルクの判定には失敗しましたが。それだけで変身できないと決め付けるのもどうかと思います。

人は経験を積んで学ぶものです。実物と行動を共にして観察すれば、姿を真似る事ぐらい出来てもいいと思います。

もっとも、だからといって安直に技能や能力値まで完全コピーとはいかないでしょうけどね。それじゃあ鏡像魔神並にタチが悪いし(笑)


集落についた一行は温泉などを満喫しましたが、温泉の精霊力はどうなるのか悩みどころです。

ウンディーネは間違いないし、サラマンダーだって必要でしょう。火山は炎+大地と決まってるんですけどね。

自然界の精霊力は各種精霊力が微妙なバランスを取って成立しています。温泉だってそうでしょうね。


クリスタニアを参考にすると、大地(固体)、水(液体)、風(気体)、炎(正のエネルギー)、氷(負のエネルギー)といった感じですか。

炎と水の精霊力は共存しなそうに思えますが、実際対になっているのは炎と氷じゃないかと思います。

それならば温泉(ていうかお湯)は炎の精霊力による熱の影響を受けた水といった感じで説明出来るかもしれません。

精霊力そのものではなく、その影響を受ける物質やエネルギーという次元での融和は比較的容易に可能じゃないですかね。


★張り切ってウィルダネス・アドベンチャー!〜翼の宴のエンディング

翌日、一行はジャオルの案内でキマイラ退治に赴きます。途中密猟者に子供が2人捕まってる事も明らかになりました。

今回のお話の鍵を握るマジックアイテムが"ディレイト・スタッフ"です。古代語魔法を他者も使用できるという優れものです。

ファンドリアでもマロウが"レビテーション"を使ってワイヤーアクションのようにキューっと上がったりしてましたね。


今回ベルカナはこれで"ロケーション"や"シェイプ・チェンジ"を他者に使わせてましたが、物凄いルールの間違いを犯してたりします。

"ディレイト・スタッフ"に込められる魔法は消費精神力3点以下のもの。しかし、ベルカナはこれらを3点では使えません。

"ロケーション"は基本消費精神力が16なので4点使うし、"シェイプ・チェンジ"は20点なので5点使います。

これらを"ディレイト・スタッフ"で使う場合、"ロケーション"は6レベル、"シェイプ・チェンジ"は7レベルが必要ですね。凄い先です。


自分の持ってるマジックアイテムぐらいちゃんとルールブックで確認しとけって感じですが、たまにはこんな事もありますかね(苦笑)

今回はこれらを使って簡単に密猟者の手にある子供の位置を把握し、空を飛ぶという事が出来てしまいました。

しかしこれらは本来出来ない事で、ゲームを破綻させてしまう事もありえたのです。そう考えると容認しちゃいけませんよね。


さて、肝心のキマイラ退治ですが、何かGMの方がアップアップでしたね。まぁそれはいつもの事かもしれませんが(笑)

キマイラといえば獅子の牙、蛇の毒牙、山羊の暗黒魔法という3拍子揃ったマルチなモンスターです。

獅子の牙なんて打撃点が15もあるので、クレスポが食らったら1撃で沈みかねません

防御力が8なので、7振っても3点しか止まりません。仮に"プロテクション"をかけても9点ブロックで6点通し、生死判定ですね(苦笑)


シチュエーションとしては、襲われてる密猟者×4と、その側でもがいている美少年のフェザーフォルクといった感じです。

なかなかのっぴきならない状況ですが、案外簡単に解決しちゃいましたね。魔法が上手くかかったというのもありますけど。

"スリープ・クラウド"で密猟者はすぐ寝ちゃうし、子供は"ファイア・ウエポン"で燃える拳で自力で脱出できちゃうし。

しかも、いきなりシャイアラの"コンフュージョン"がかかってしまったので、戦闘準備を十分に整えて戦うことが出来ました。

しかし考えてみれば結構シュールですよね。混乱しているキマイラに敵と悟られないようににこやかに戦闘準備なんて(笑)


キマイラの精神抵抗は7なので、魔力が7のベルカナ・シャイアラ・マロウは55.6%の確率で相手の抵抗を破れます。

いきなりキマイラに"コンフュージョン"がかかったのも不思議ではない。逆に抵抗されても不思議ではなかったんですけどね。

他の白兵戦や抵抗の確率とかは、計算も分量も多くなりそうなので省略。概ね有利とだけ言っておきましょう。


ところで、今回の巻頭にあるキャラクターシートなんですけど、なんか計算間違いが凄いですよね。、

まずクレスポの生命・精神ボーナスが変です。6、5という貧弱さのくせに+2に+3と物凄い水増しされてます(笑)

マロウの魔力だって5(本当は7)しかないし、ベルカナの副能力値のA(7)+B(8)が13になってるし。

ブックなんて筋力15とかになってますよ、もう計算間違いどころの話じゃない。ていうかそんなマッチョのグララン怖いです(爆笑)


戦闘は5人による一斉不意打ちから始まりました。タリラリラ〜になってたキマイラはさぞ驚いたでしょう。

キマイラの生命点は24点なのですが、これで一気に13点にまで減少しました。ハズした人も多かったんですけどね。

直後にマロウがエンチャントの分レーティングを上げる事を忘れていたことが発覚し、新たなダメージ含め残り8点とかになってました(笑)

GMにとっても寝耳に水。"スティールライフ"なんてしてる場合じゃないですね、抵抗されたら回復しないし。


クレスポとシャイアラの攻撃が入って生命点残り2点、あと一息で死ねるというところでストーンサーバント×2の攻撃が入ります。

モンスター同士の戦闘の場合、打撃点が防御点に及ばなくても、当たりさえすれば1点ダメージです。

確かにそうなんですけど、ストーン・サーバントの打撃点って13点もあるんですよね。対するキマイラの防御点は9点、

これだと1発当たれば撃沈ですよね。モンシターの筋力は(打撃点−モンスターレベル)×3なので、サーバントは筋力30もあるのです。


だから最初の1体目の攻撃が当たった時点で倒れるんですが、キマイラに与えられたダメージは何故か1点、2番打者の出番となりました(笑)

ストーン・サーバントの攻撃点は11(4)、キマイラは12(5)なので、約44%でサーバントの攻撃は当たりますね。

その後"スティール・ライフ"でマロウの生命力が持ってかれたり、《囮攻撃》などを使ったりで大変熱狂的な卓になりました、楽しそう。


《囮攻撃》はR&RVol.12で追加された新ルール。わざとらしい攻撃を放つことで囮となる戦闘オプションです。

この囮攻撃は避けようと思えば確実に避けられますが、そのラウンドの他者からの攻撃力が+1されてしまいます。

避けなければ確実にヒットしますが、それ以外の修正は入りません。殴られるだけです。

キマイラは避けたので、ストーン・サーバントの攻撃は+1されますね。それだと命中確率は55.6%程に上がります。


何だかんだでサーバントの拳を受けてキマイラはぶっ倒れますが、同時に"キュアー・ウーンズ"も発動したりします。

実はサーバントとキマイラの敏捷度は同じ12なんですね。だから攻撃が命中した瞬間魔法も唱えていたのです。

勿論一度倒れた時点で生死判定を一度行う必要がありますし、魔法は1ゾロったら不発です。予想通りキマイラ生死判定成功。

これじゃあ戦闘は続行かなと思ったんですが、直後GMが1ゾロってキマイラはトドメを刺されることになりましたトサ(笑)

しかし本当に楽しそうに戦闘しますね皆さん。笑い声と叫び声を想像出来ちゃうぐらい。


こうしてペラペラーズはフェザーフォルクの脅威を取り除いた上に、密猟者を捕まえて子供まで助けたのです。

ジャオルとも和解できたし、何となくまた出てきそうな気がしますね。フェザーフォルク姉弟。

取り合えず最初の試練を乗り越えたクレスポ。バーゼルさんと同格になるまであと2つです!


第14話 過保護で困ったお母様

★恒例の成長と買い物の報告

今回の成長はベルカナとブックとマロウです。ベルカナはセージ1→3に、ブックはシーフ2→3に、マロウはプリースト(マーファ)4→5です。

ベルカナは前回も成長しましたが、ソーサラー/セージへの救済ルールのお陰で安くレベルを上げられたのです。

ベルカナは既にソーサラー4なので、セージを4に上げるまでは必要な経験点に−修正が入ります。

必要な経験点は、1→2にするには−500点で500点、2→3にするには−1000点で500点、計1000点ですね。

これなら前回の経験点だけで十分賄えますね。ちなみに、3→4にするには−1000点でやはり1000点ですね。


マロウはついにプリーストが5レベルです。これで"キュアー・ウーンズ"を1点でかけられます。最大15回まで。

あとは"リムーブ・カース"に"クエスト"まで使えます。ていうか、5レベルで新規で覚えるのはそれだけなんですが(苦笑)

"クエスト"といえば何らかの使命を与える魔法です。それに反すれば"ギアス"同様に全身を激痛が苛みます、新手の拷問です。

これでクレスポのスカートめくりをやめさせるには、どういう命令を与えればいいのか……"ギアス"なら簡単なんですが。

"ギアス"は禁止命令だから単純に「スカートをめくるな」とでもすればいいんでしょうが、"クエスト"だとどうだろう。

そして激痛に耐えながらスカートめくりをするクレスポが見れるんですね、バグナードか!(笑)


ブックの成長は本人はちょっと不本意そう。今までメインだったセージ技能はもう習得できる言語の読解がないんですね。

実は文字の存在する言語は少ない。共通語・東方語・西方語・エルフ語・ドワーフ語・下位古代語のみです。

グラスランナーなブックは共通語だけは最初から読めるので、5レベルで十分なんですね。ちなみに6レベルにするには4000点。

それにしても人間の言葉ばかりですね、他は妖精が2つだけです。ゴブはともかく、ケンタウロスは文字がありそうでないんですよね。

あと神聖語や暗黒語にも文字は存在しますが、これらは魔法語だからグラランなブックでは習得は不可能ですね。


クレスポ「無理してあげなくていいッスよ。ブック。ほら、能力値上げたらどうッスか?」

そんな事言って、本当は自分の存在が薄くなるのが嫌なだけのくせに(苦笑)

しかもアサシンとかが本格的に使用可能になったら益々存在意義が……少なくとも彼らの方が頑丈だし。

かといって他の技能をとってもね。魔法使いは軒並みダメだし、戦士じゃあ戦死するし、セージはブックがいるし。

バードもダメですね、呪歌は精神力ボーナスだしイメージとかもこれっぽっちも向いてません。いっそレンジャー伸ばせば?


なお、ブックの言うように妖精は能力値を上げるのに必要な経験点が人間よりも高いんですね。

人間が3000/1500なのに対し、妖精は5000/2500、これじゃあ普通に技能を上げた方が有利でしょう。

まぁブックの場合は器用度と敏捷度をあと1上げればボーナスが増えますけどね。5000点はちょっと高すぎ。

それよりも、クレスポは精神力を上げといた方がいいんじゃないですかね。あと1点上げればようやく精神力ボーナスが+1(笑)


★美女の誘惑〜巨乳系美少女レミィちゃん

前回の仕事を無事遂行したので、"セクシー・クイーン"ことコルネリアに褒めてもらえましたトサ(笑)

冒険者やアサシン達(命名シタッパーズ)の調査はまだ続行中。まだまだ宿屋に缶詰状態のようです。

今回はギルドの方からの依頼ではなく、幹部になるという事で冒険者の店とのコネクションを築く事を目的に動きます。

「体術」の部署では、情報網を広げるのに役立つ冒険者の店とのコネが重要なんだそうです。特に下級幹部には。


当然クレスポはアイリちゃんの店に見当をつけますが、実はもう他の人が手をつけてたりするんですよね。

コルネリア「ねぇ、クレスポ君。奪うって言葉……盗賊らしいし、男らしいし、ステキな響きだと思わない?」

クレスポ「……っ!!」

……ベルカナもこういう路線でいけば、案外簡単に傀儡に出来るかも知れませんね。もうちょっとセクシーになったら(笑)

まぁそういうわけで、「お前のものは俺のもの、俺のものは俺のもの」というジャイアニズムに則って、奪ってしまおうという事になります。


それはそうと、このお店ってまだ名前出てないんですよね。ほとんど利用していないせいもあるんでしょうけど。名も無き店です。

そういえばヘッポコーズの「青い小鳩亭」も12話(4巻)になってやっと名前が出てきましたよね。

ブック「……名も無き……狂気の店?

マロウ「はっ!だからファラリスTシャツに怒ったんだべな?」

そんなバカな!(笑)。結局仮称「アイリちゃんの宿」になりました。まぁその内ちゃんと決まるでしょう、多分。


そんな訳で「アイリちゃんの宿(仮)」に行く訳ですが、都合よくアイリちゃんは困ってました。

お店で働いているレミィちゃんという女の子が店に来ないんです。当然これを解決すれば売り込みになりますね。

あとこの店に先に手をつけている派閥から派遣されているカルバとパルバットという盗賊も行方不明になってたりします。


探してあげるといえばやはり喜んでくれます。クレスポは調子よくアイリちゃんの手を握ろうとしますが……

GM「ところがクレスポの手の中にあるのは麺棒なのでした」

ベルカナ「わたしがアイリさんにいち早くお渡ししたのです」

クレスポ「えーっ!?何だこそ連携プレーは!?」

こうしてクレスポは麺棒を握るという愉快な習慣を身に着けました、本当に凄い連係プレーです(笑)


なお、店とギルド幹部との協力関係は完全に信頼関係によるものです。法律や書類なんてもので契約してるわけじゃありません。

だから店の考え次第では別の派閥に乗り換えちゃう事もアリなんですね。こういうアバウトな所は助かりますね。

この事件さえ解決すれば、今の派閥と手を切ってクレスポの方に靡いてくれるかもしれない。

ちなみにアイリちゃんと店の経営者の関係は親子です。デュダの「ひとつ目ドクロ亭」に似てますね。


★お仕事の時間です〜血塗られた……

そうしてレミィちゃんの捜索に乗り出すわけですが、どうやら街では彼女ぐらいの子供が行方不明になる事件が多発してるようです。

レミィちゃんはドジっ子属性の巨乳少女だそうです。その上盗賊が好きという変わった子ですね。

盗賊ギルドへの憧れがちょっとヤバイぐらい膨らんでるんですね。「カリオストロの城」みたいに「泥棒です」と言ってみるとか(笑)


それはそうと、頭の上にイガーを乗っけてるマロウのイラストが何か好きです。

でもこれって結構首にキますよね。猫って3キロかそこらはあるからジワジワ効いてくるんですよ(体験談)。


捜査を進めるうちに、都市伝説チックな噂話などを聞きますが、実はこれが事件のヒントだったりします。

事件の真相には、やはりカルバとパルバットが一枚噛んでたりします。あとドワーフの故買商オランジュ爺さんも。

オランジュはアンティークの収集が趣味で、最近カストゥール産のアイアン・メイデンを手に入れたのです。

で、そのアイアン・メイデンに閉じ込められていたスペクターに体を乗っ取られたのですね。


そのアイアン・メイデンはキャラメーレ・スクリームといい、キャラメーレという女魔術師を処刑したものです。

キャラメーレは旦那を亡くしたのをきっかけに子供に異常に愛情を注ぐようになり、邪魔になる者を殺しまくったそうです。

オランジュの体を手に入れたキャラメーレは子供をつれて来てご飯を食べさえたりしつつ監禁。子供が去ることに過剰反応を示します。

そこにやってきたカルバとパルバットが事をバラすのを恐れ、カルバの体に憑依してオランジュとパルバットを殺害。

今度はカルバとパルバットのアジトに子供達を移し、そこでとことんお世話をしているのです。なんとも迷惑ななお母さんです。


とまぁそんな真相なんですが、キャラメーレに対してほとんど調べなかったことと、奇天烈な情報源も相まって最後まで推理出来ず

謎の噂話はどれもオランジュやカルバに憑依したキャラメーレが、子供を攫ったりする様子を表したものだったんですね。

プレイバックで言うように、キャラメーレ自身に対してセージ判定を宣言していれば、何か変わったかもしれない。

一言でプレイの内容に大きな変化を齎す、GMというのは気が抜けませんね(苦笑)


キャラメーレは推定5レベルソーサラー、"フライト"で子供を運んだりもお手の物です。

そしてキャラメーレはオランジュの店に竜牙兵などを仕込んでいました。しかも2体も。

竜の牙はオランジュのコレクションです。5レベルの場合、2体で8点ほどの精神力を使いますね。

捜査を進めてオランジュの店に辿り着いたペラペラーズは、この竜牙兵ズとマロウ抜きで戦闘をすることになりました。

マロウ抜きってのが痛いですね。今までの展開から、マロウだけか、マロウ抜きか、というのが多かったけどここでもか(苦笑)


竜牙兵は5レベルモンスターで、実は敏捷度が18とクレスポよりも高かったりします。シャイアラと同時に動きますね。

クレスポの攻撃力は7ですが、ウィップなので−2して5。ブックは7ですが、武器がライトメイスなので+1して8です。

対する竜牙兵の回避点は14(7)。レベルの割には高いです。これだとクレスポは33.8%で、ブックは66.2%ほどで当たりますね。

もしブックが"ガード・グラブ"(ラージシールド)を使ってたとしたら、−1して7になっちゃいますね。その場合は55.6%です。


ウィップだと命中さえすれば相手は転びます。そこから脱出するには別途判定が必要になります。

絡められた時の相手の達成値を目標値に判定するわけですが、モンスターの場合攻撃点を用います。

竜牙兵の攻撃点は12(5)、クレスポの攻撃力が5なので、やはり44.4%で脱出できますね。


ただしラウンドが経過するにつれて目標値は下がっていきますし、この僅差だと効果はあまり望めませんね。

そもそも、転ばせるだけじゃあ相手は倒せませんからね。ちゃんとダメージ与えないと、何度でも立ち上がってきますよ。

ウィップなんて打撃力0ですからねぇ、クレスポの場合は竜牙兵の防御点10を貫くにはクリティカらないとダメですね。

それはそうと、絡まれた際に脱出するときは武器は放さないといけないわけですが、竜牙兵の武器って確か固定でしたよね……。


ブックのライトメイスは実は高品質+5の品なので、打撃力は武器のスペックと合わせて必要筋力に+10して13。

ブックの追加ダメージは4点で、竜牙兵の防御点は10、となるとやはりクリティカルしないとダメージいきません。

実際ブックはクリティカルしてましたがダメージは通りませんでした。となると1度目は9振って、2度目1ゾロを振ったということでしょうかね。


回避ですが、特にアイテムや盾を使ってないならクレスポもブックも7ですね。ということは75.6%ぐらいですか。

ブックは実戦では《防御専念》をしていたので回避力は9、ということは89%ほどで避けられます。

仮にクレスポが"クイックネス・リング"を使ったとしても回避力は9になりますね。

もしブックが"ガード・グラブ"を使用していたら9か11ですね。11の時はもう95.3%とか凄い数値になっちゃいます。


1ゾロって命中したときはどうなるかと思いましたが、ダメージはたったの2点でした。頑丈なグラランです(笑)

竜牙兵の打撃点は11なので、2点ダメージで済ませるには9点止めればいいのです。ブックの場合鎧で4点。

ブックの防御力は3なので、出目は9〜11だった筈です。


続いて魔法です。ベルカナとシャイアラの魔力は共に7に。対する竜牙兵の抵抗は13(6)なので、66.2%ぐらいで抵抗を破れますね。

それにしてもシャイアラのウィスプはよく効きますね。抵抗は軽く破るわ、クリティカルするわ

15点とか普通に出してますけど、それだけで結構削ってますよね。生命点16の内10点削ってますよ。


例によってベルカナはストーン・サーバントを出しますが、竜牙兵相手では足止めが精々。

攻撃は24%ぐらいでしか当たらないし、33.6%ぐらいでようやく回避できる位です。

与えるダメージは互いに3点だったりするんですが、ご主人様(ベルカナ)の"ライトニング"で壊されたり。ピクミンみたい(笑)

この時の"ライトニング"の達成値はわずかに11、ストーン・サーバントでも7振れば抵抗できたのに(哀悼)。


★迷走する五人〜奪ってニヤリとエンディング

マロウが到着する前に竜牙兵を屠り、オランジュの店を調べたらオランジュとパルバットの死体を発見します。

キャラメーレが殺してから放置されてたんですね。この辺から盗賊ギルドに話がいってだんだん事件が大きくなってきます。

アイリちゃんからは無報酬で仕事を請け負ったくせに、ギルドからは搾り取る気満々なのは実にこの連中らしい(苦笑)


ところが様々なヒントが上手く繋がらず、推理が出来る前にキャラメーレのいるカルバの隠れ家に行ってしまうんですね。

点と点を結べば線になり、線が閉じた時事象の輪郭が浮かび上がる。でも線を上手く繋げられなかったんですね(苦笑)

いきなりオネェ言葉で話し始めるカルバに呆気にとられたりもしましたが。子供たちも発見できたし、よかったかな。


さて、ここでスペクターとなったキャラメーレと戦闘になるわけです。

スペクターの場合は憑依した相手の技能も使えるので、カルバのシーフ技能で白兵戦も可能です。

スペクターは肉体を持たないので(生命点:−)、物理攻撃は一切効きません。精神力を削るしかありませんね。

あと未練を晴らしてやれば成仏しますが、ちょっと「ぴチガイ」っぽい彼女の未練を晴らしてやるのは無理かもしれません。

何しろ子供に執着を持ってるわけですからね、その執着心をどうやって晴らしてやればいいのやら。


なお、憑依中のスペクターの宿主を殺しちゃうと、スペクターはファントムとなって非常に面倒です。

何しろファントムを強制的に滅しようとするなら、"イクソシズム"(6レベル)か"セーブソウル"(10レベル!)しかありませんし。

Q&Aによれば、自主的に憑依状態を解除してもファントムになるそうです。憑依というのは結構面倒な能力ですね、互いに。


キャラメーレはまたも竜牙兵を作りますが、これは普通に倒せるので省略。マロウもいるし、負けやしませんよ。

問題はスペクターなキャラメーレです。如何にしてこいつの精神点を削るかが鍵です。

スペクターの精神点は20点ですが、これは生前の数値に+6したもので、彼女の生前の精神力次第では増減します。


でも20点として考えた場合、最初に竜牙兵を1体作って4点消費、残り16点

スペクターにとっては精神点はまさに命なので、魔法を使って消耗するのは危ないのです。

キャラメーレの魔力がどの程度なのかは分かりませんが、5レベルで知力ボーナス+3だとしても8ですね。

カンタマをかけた場合の5人の精神抵抗はクレスポ7、シャイアラ8、マロウ・ベルカナ9、ブック10となります。

となると抵抗できる確率は順に34%、44.4%、55.5%、66%といったところです。"ブリザード"とか来たらどうなることやら。


ではシャイアラの"シェイド"はどの程度効くのか。シャイアラの魔力もスペクターの精神抵抗も、共に7です。

ということは精神抵抗を破れる確率は55.6%ほどですね。やや分のある勝負です。

抵抗を破れば7振って10点、破れなかったら9点ダメージが行きます。スペクターは5レベルなので結構削れますね。

シィアラは完調だと"シェイド"を7発も撃てるので、よっぽど目が悪くない限り倒せるでしょう。

実際1発目で5点削って残り11点出してたし、2発目は抵抗されたものの、3発目では7点も削ってました。たった3発です。


こうしてスペクターとなったキャラメーレは消滅し、竜牙兵も倒して、子供達も救出できました。、

オランジュ作の知恵の輪な手錠はちょっと変わってて面白かったです。これだと《鍵開け》も出来ませんからね。

カルバは生きて助け出せましたけど、結構トラウマになりそうな事件ですよね。相棒も死んでるし。


レミィちゃんはなんか、ルパンに助けられたクラリスのように見えました(笑)

盗賊への憧れも更に増したようだし、ギルドに入るかどうかはともかく、民間協力者として下町の情報を教えてくれそうですね。


カルバとパルバットの上司からは礼金もせしめたし、「アイリちゃんの宿(仮)」とのコネクションも出来たし、結構いい感じに事が運んでいます。

幹部一歩手前まで来ても、クレスポはアイリちゃんとレミィちゃんの横で麺棒を握ってるんですね。部下には見せられません(笑)

さぁ、バーゼルさんと同格まであと1つです!


第15話 熱くて暑いワンワンたち

★恒例の成長とお買い物報告

いよいよクレスポが幹部になるまで、あと1つとなりました。

なかなか信じ難い事ですが、クレスポがシーフ5→6に成長させたのはもっと信じられません(笑)

もう6レベルですか、早いものです。一本伸ばしの強みですね。修得してる他の技能がセイラー3とレンジャー1だけだし。

このままシーフ一本伸ばしで行くと、8巻ぐらいで7レベルになっちゃいます。………目指せパラサに次ぐ高レベルシーフ。


今回はブックが結構スゴイ発見をしてました。魔法のスクロールの活用方法です。

魔法のスクロールは、記されている上位古代語を読む事で精神力を消費せずに古代語魔法を使えるアイテムです。

上位古代語を読めないといけないので、当然ながら魔術師にしか使えません。拡大も出来ません。

しかし、使用する魔法によっては、魔晶石を購入してかけるよりも安く済む事があるのです。


魔法のスクロールの値段は魔法のレベル×基本消費精神力×20です。ちなみに拡大は出来ません。

本来精神力を消費せずに使用できるマジックアイテムの値段は魔法のレベル(か魔力)×基本消費精神力×40です。

これに魔術師にしか使えないという制限が加わって半額となり、この値段になるのです。


ちなみに魔力のカードの値段も、この数式に通じています。魔力のカードの値段は基本消費精神力×320です。

魔力のカードは魔法強度15(魔力8)で誰にでも古代語魔法を使えるというものです。勿論使い捨てですけどね。

魔力が8なので、値段の式は8(魔力)×基本消費精神力×40となりますね。上の精神力不要のアイテムの式と一緒です。


ついでに言うと、スクロールの値段設定はNPCに魔法を使って貰う時の料金と(ほぼ)一緒です。

何故「ほぼ」かというと、あっちは魔法のレベルではなく、ルーンマスター技能のレベルだからです。

時には10レベル司祭に9レベルの"リザレクション"をかけて貰うようなケースもあるので、完全に一緒とは言い切れません。。

でも普通は魔法のレベル=ルーンマスター技能のレベルですから、ほぼ一緒と考えてもいいかなと。


このスクロールを、例えば"ライト"とか"ダークネス"で使うと、値段は60ガメルとなります。

ベルカナは1点でこれらの魔法を使えるので、魔晶石を使うとしたら1点(100ガメル)の物を購入することになります。40ガメル安いですね。

"ファイア・ウエポン"のスクロールは400ガメルで2点の魔晶石と一緒。でもベルカナは3点消費するんですよね。

3点の魔晶石といえば900ガメルですから、スクロールは魔晶石よりも500ガメルも安くなるのです。


どうやらベルカナは"ライトニング"と"テレポート"(!)のスクロールを購入したようです。

"ライトニング"のスクロールは900ガメル、ベルカナは4点で使える魔法なので魔晶石よりも700ガメルも安いです。

"テレポート"の場合だと4900ガメルなんですが、本当にこれ買ったんですかね。プレイバックでは持ってますけど。

そういえばアンマントのルーイも持ってましたっけ、"テレポート"のスクロール。


他にも"スケルトン・ウォリアー"、"シースルー"、"ビジョン"、"フライト"、"トランスレイト"なんかも欲しがってました。

こういうのが市場に出回ってるかどうかは実際のところGM次第なので、今回は見送ることになりましたけどね。

いきなり高レベル魔法をわんさと仕入れられても、マスタリングし切れないかもしれないし。ていうか、お金の方が足りない気がする。

値段は"スケルトン・ウォリアー"と"フライト"は2000ガメル、"ビジョン"と"トランスレイト"1500ガメル

"シースルー"は2160ガメルとなります。流石に安くはないですね、本当に全部買うつもりだったんだろうか?


あと、シャイアラはロマールに豪邸を建てるという目標を決めました。いきなり大きく出ましたね(苦笑)

SWツアーのロマールによると、ロマールの街は大きく北部市街地南部下町に分かれているそうです。

もちろん闇市とかがあるのは下町で、山手の市街地の方には貴族や商人の邸宅が並んでいます。

基本的には丘の上の方ほどステータスは高いそうですが、絶対そうであるとも限らないそうですね。


ロマール貴族には武の誉れと経営の才能が必要であり、私財を国家に還元する事に熱心です。

商人達も、その財力を公共投資などの形で国家に還元することで、丘の上に邸宅を建てる事を許されています。

ロマールという国は、実は質実剛健な所があるのです。未だに領土拡大の野望を持ってますしね、ルキアルを招聘するぐらいですよ。

有力者は国家になんらかの支援をする事が当然であり、ほとんど義務のようなものです。そういう国風なのです。

金だけ揃えても簡単に邸宅を構えられる雰囲気ではないですね。その点、ベルカナのお父さんは本当に成功した人なんですねぇ。


別にわざわざ市内に建てなくても、アレクラストでは基本的に土地はタダですよ。

Q&Aによれば、大都市の中心の方は土地がないので幾ら払っても土地は買えません。地主から買い取れば別ですけどね。

村や郊外ならば、土地はいくらでも余ってるので、住み着くのは自由のようです。納税の義務は生じるでしょうけどね。

何処かの村にそこそこの屋敷を建てるとしても、恐らくは領主に話を通せばOKでしょう。あとは建築費。多分土地税制なんてのもないと思う。

目安としては、典型的日本家屋(4LDKぐらい)だと10万ガメル、大邸宅ともなれば100万とか軽くいくそうです。


★待ちに待ってたこの瞬間〜待ちに待ってたこの瞬間2

今回からいよいよ、あの5人の部下を使えるようになりました

コルネリアが上司になってから、皆集めやすくなったものです。バーゼルさんの時はあんなにも反発してたのに(苦笑)

でもまだ幹部になったわけじゃないですよ、最後の試練があります。これが出来たら本当に幹部です。

前回死んだオランジュの遺品の中に遺跡の地図があったので、現地に行ってお宝をゲットしてこいというのです。


クレスポは1巻に出てきた犬を裸男にするお姉さんことレナさんを探し出そうとしてました。

既に1人魔術師がいますけど、手駒は多いに越したことはないですからね。確かギルドに捕まってそれっきりですが。

ベルカナ「そうですわ。今頃、ギルドの小部屋の片隅で、膝を抱えながら他の人には見えない妖精さんとお話しているのではないでしょうか」

ブック「もちろん、背中はツヤツヤですよ、きっと」

あの背中毛の長さを図ったり、抜いたりするやつですね。発狂するんかい(笑)


それはそうと、ロマール盗賊ギルドって本当に背中の毛を抜いてるんですか?

ファンドリアでも知れ渡ってたし、誰もが恐れてるし、もしかして本当に………。

今回半裸マッチョがピンセットを持っている挿絵なども挿入されたので、ますますヤバいイメージが付加されましたよ。

なんとなくトワイライトゾーンという単語と、例の音楽が浮かんでくるような。チャリラリ チャリラリ チャリラリ チャリラリ〜♪(待て)。

まぁ同じ布団で添い寝してきたり、同じ便器で用を足そうとしてきたりといった事に比べれば、可愛いもんですが。


それと、5人の部下の名前も決定しました。JGCのランダム命名チャートを使ったのはちょっと寂しいかな。

ヒース・ゴッドファーザーのように、面白カッコイイ名前をつけてくれるかと思ったのに(苦笑)

アサシン・リーダーはカクタス、アサシン・下っ端はグリーン、冒険者の戦士はレイバー、魔術師はジーン、盗賊はマリオとなりました。


まぁマリオに関しては、ヒゲと赤い服がトレードマークになることは避けられませんがね(避けられないのか)。

カクタスは女装趣味がある………らしい。その内短編集で出てきた時にどうなるか見ものです。

ところで、カクタスの部下がグリーンというのは、何か元ネタがあるんですかね?。あとジーンが先走って裏切るというのも。


5人とも結構能力値は高いらしいけど、冒険者3人はちょっと分からないんですよね、上の方でも言いましたけど。

で、この5人にパーティーを組ませて、冒険者の店に通って版図を広げさせる事にしました。まぁ妥当かな、必要になれば召集すればいいし。

しかし戦士と魔術師が1人で盗賊が3人というのは、ちょっとバランス悪くないかな(笑)


レイバーをプリーストにすれば少しは良くなるでしょうけどねぇ。唯一の戦士が司祭も掛け持ちというのはどうかな。

盗賊が3人という時点で何かおかしいんですよね、誰かジョブチェンジすれば。それこそプリーストにでも。

どうせなら本職のルーンマスターをもう1人ぐらい欲しいし、適当に精霊使いでも仲間に引き込めないだろうか。


★そんなに甘くはいきません〜こういう趣味です

かくして一行はバーゼルさんの「幹部をそう簡単な仕事だと思うなよ」という台詞を聞きつつ、遺跡へ旅立ちます。

シタッパーズは放流しちゃいましたよ、連れて行かないんですね。まぁそうなったら10人パーティーになっちゃいますけどね。

ついでに比較的頑丈なカクタスとグリーンがいるから、クレスポの影が薄くなりますが(笑)


道中幾度となく別派閥の妨害なども受けますが、軽くいなします。既に目をつけられてるんですね、幹部になるのは大変です。

ということは、バーゼルさんも昔は同じように妨害を受けてたりしたんでしょうかね。

あの台詞はこういった妨害が来ることを示唆してるんしょうか。忠告や捨て台詞ではなく、単純に事実を告げただけでしょうが。

SWツアーによれば、バーゼルさんは若く見えても40ぐらいらしいんですが、この人はどんな過去を持ってるんだろうか。


やがて遺跡の近くの村に到着するのですが、ここでゴブリン退治などを依頼されてしまいます。

5巻になってようやく登場しましたね、ゴブ。雑魚キャラの代表ともいえる彼らが今まで出なかったんですよねぇ。

どうやらシタッパーズに任せる依頼だったようですが、連れてきてないので直々に解決することになりました。

まぁゴブだし、軽く一蹴でしょうけどね。実際"ファイア・ボール"でも撃てばほとんど一撃でしょう。


実際、マロウと"フォース"とベルカナの"ファイア・ボール"だけでほとんど決着がついちゃいましたよ。

ゴブの精神抵抗は9(2)、対するマロウの魔力は8でベルカナの魔力は7です。

するとマロウが抵抗を破るのは95.3%、ベルカナが抵抗を破るのは93%程ですね。まず抵抗出来ないでしょう。

そしてゴブの生命点は12でレベルは2です。14点出せば1撃ですね。


マロウの"フォース"の場合は7振って11点です。1撃で倒すにはクリティカルする必要がありますね。

ベルカナは"ファイア・ボール"の達成値が17で、抵抗出来ませんでした。モンスターには6ゾロはないとすれば、振る事さえ出来ません。

そして出目は8で13点、全員1点残しという不思議な状況になりました。

まぁ雑魚だし、個別にロールする必要もないんですけど、ちょっと不自然かなと(笑)


ちなみにクレスポの場合はレベルも生命力も6なので、生命力−1で生死判定となります。………クレスポ……………(哀)。

クレスポ「何だとー!くぅ、雑魚だ雑魚だと思ってたのに、まさかこんな強敵だったとは!」

クレスポが半泣きでコブ達を屠る挿絵が結構好きです、なんというか………体質って怖いなと思いました。


★犬だらけの遺跡〜杖までの長い道のり

さて、今回のダンジョンですが、一言で言うとカストゥール王国の闘犬場です。

以前もゴーレムの展示場とかあったし、当時はこういった娯楽施設が結構あったんですよ。これもその一つ。

内部はウォードッグ(闘犬)、ヘルハウンド、オプシディアンドッグ(っぽいガーゴイルの亜種)、ケルベロスと犬尽くしです。

見事な犬祭りですね、ウルフは狼だからいないようですが。ちなみに、ウルフとウォードッグではウォードッグの方が強いです。


全ての戦闘ケースと探索シーンを検証してたらキリがないので、ボス以外は気になる所だけ触れておきましょう。

まず最初っからヘルハウンドとの戦闘に突入しましたが、ここで"ヒート・プロティクティブサークル"を使ったらどうなるか。

ヘルハウンドは5レベルの魔界の猟犬です。漫画版「ファリスの聖女」ではあのベルドにつっかかってましたね。そして瞬殺されましたね。


ヘルハウンドはブレスを吐くので、マロウはこれに対抗して"ヒート・プロティクティブサークル"を使用しました。

"ヒート・プロティクティブサークル"は炎のダメージを2点減らします

それに対するヘルハウンドのブレスは打撃力10で追加ダメージ5です。7振れば7点/8点来ますね。

抵抗の目標値は12なので、複数浴びたら誰かしら失敗しそうですね。まぁ致命的なものじゃありませんが。

もっと強力な耐火魔法に"ファイア・プロテクション"なんてのもありますが、これって7レベルの神聖魔法なんですよね。


まともに戦ったらそこそこ緊張感を持てそうな相手でしたが、またもシャイアラの精霊魔法が炸裂しました。

ウィスプがクリティカルし、21点ダメージを叩き出しました!。何でシャイアラの魔法ってよく効くんだろう(笑)

ヘルハウンドの生命点は16点、なんとピッタリ撃墜出来るダメージですね。それ以前にエネボル食らってましたけどね。


闘犬場らしく、先に進むと闘技場に行き当たりました。今も昔も、似たような娯楽を楽しんでるんですね。

マロウ「ばばば〜ってライトがいっぱいついて、真ん中には一人の男が立っていて……」

ベルカナ「セリフはこうです「待っていたぞ、クレスポ!俺に勝てば幹部と認めてやる!」

クレスポ「ば、バーゼル!!どうしてここに!!」

ないない(笑)。本当にそうだったら燃えますけどね(そうか?)。


その後色々探索を続けて、宝を見つけていきます。お宝は主に2種類あります。"喪失の杖""支配の首輪"です。

要は首輪を嵌めた相手を杖で使役するというものです。闘犬場の運営には便利かもしれませんね。

冒険者レベル+知力ボーナスで抵抗を破ったら1ラウンド"コンフュージョン"がかかります。

また、ソーサラー技能レベルを用いた場合は簡単な命令を下せるらしい。猛獣使いの如く。

私しては、モップを頭に被って鞭を持った状態で使用したいですね、名前はバラクーダで(笑)


この内杖の方はちょっと分かり難い所にあって、天井からぶら下ったロープを上った先にありました。

このロープが曲者で、2m半垂直跳びをした上に《登攀》をして上らないといけません。

失敗すればつり橋まで転落。下手すれば更に転落。シーフ技能がないとちょっと怖いですね。


本編では1ゾロを振らない限り垂直跳びには成功するそうですが、2m半って結構ありますよね。

《高跳び》によって判定する場合、2.5mだとしたら目標値は15、垂直跳びだから助走が不十分だとして17になります。

もっとも、これはあくまでも《高跳び》なので、飛びつくだけならもっと目標値は下がりそうですけどね。それこそ1ゾロ以外とか。


《登攀》はシーフ技能を持つ3人は、ロープさえ使えば1ゾロらない限り成功します。

問題はベルカナとマロウですね。どうやら3m程らしいので、仮に失敗しても5振れば上りきれます。

目標値は結構高くなります。まず基本の10に、垂れ下がったロープということで+4ですね。これだけで14です。

マロウの場合ハードレザーを着てたら更に+2で16ですね。荷物の具合によっては更に上下します。


ベルカナは上にいる3人がロープで持ち上げたので大丈夫、だったら今度は4人がかりでマロウを引き上げればいいのに。

クレスポ、ブック、シャイアラの筋力の合計は(前の)イリーナと同じ24

これにベルカナが加わると33、ストーン・サーバントより少し力持ちですね。多分マロウ一人なら上げられると思います。


マロウは自力で上ろうとしたので、クレスポの"クイックネス・リング"を貸してもらいました。

マロウの基準値は8で、指輪の力を含めると10です。目標値が14だか16なら何とかならなくもない。

しかしコマンドワードがマズかっら。「クレスポカッコイイ」だしね、新手の拷問ですか(笑)

案の定失敗しますが大事には至りませんでした。これはアレですね、呪いの指輪(笑)


杖を守っていたのはオプシディアンドッグと同じデータのガーゴイルでした。

見てくれは限りなくオプシディアンドッグっぽいんですが、動き回ってるわけじゃないし素材も石だからでしょうか。

オプシディアンドッグはそこそこ防御点もあるんですが、またもシャイアラとマロウの活躍で1ターン・キルとなりました。

ベルカナが美味しく1ゾロってたりしましたけどね。今回のベルカナはダイス運がないですね、消費も激しいし。


オプシディアンドッグの精神抵抗は4なので、魔力7のシャイアラなら83%程で抵抗を敗れます。

そしてヘルハウンドと同じく生命点は16点で3レベルなので、19点以上出さないと一撃では倒せませんね。

それだと、1〜2回は回らないといけないんですよね。本当にシャイアラの魔法はよく効きますね。


★闘技場の主〜すっきりできないエンディング

いよいよ闘技場のボスとの戦闘です。相手は犬系モンスター最強だと思われるケルベロスです。

イヌ科だと、フェネスの眷属シルバーウルフも強いですけどね。あとフェネス自身(笑)

今回の目玉は、やはり"支配の首輪"と"喪失の杖"です。これらを使ってケルベロスを弱体化させて倒すのです。


ケルベロスは3つの頭を持つ8レベルモンスターです。その3つの内2つに(魔力のある)首輪が嵌っているのです。

杖によって無力化出来た場合、無力化された頭の数をレベルから引けるのです。つまり6レベルモンスターにまで成り下がるんですね。

ちなみに2つ以上鎮まると通常よりも長く、3ラウンド間"コンフュージョン"がかかります。

キマイラに続き、ケルベロスも"コンフュージョン"によって無力化されるんですね。


なお、自分自身にブレスを吐かせても無駄です。ケルベロスは炎は無効ですからね。

だから"ファイア・ボール"とか"ファイア・ウエポン"も効きません。

普通自身がブレスを吐ければ炎は効きませんよね。ドラゴンは当然ながら、ヘルハウンドやザルバードもそうです。


実際炎を吐くまでもなく、大したダメージを与えるでもなく、ケルベロスは倒されてしまいます。

ストーン・サーバントは一瞬で屠ったんですけどね。2発当たれば壊れちゃいますから。

ケルベロスはたったの4ラウンドの命でしたよ。トドメはやっぱりシャイアラのウィスプでした。

ほとんど6レベルでしたし、魔法もガンガン通ってましたからね。まぁ仕方ないかな。

それにブレスがまともにクレスポにいくと、色々怖いことになりそうですし。


ケルベロスのブレスは打撃力20で追加ダメージ8です。抵抗の目標値は15。

でも6レベルの時は追加ダメージも目標値も2下がっちゃうんでしょうね。

仮に6レベルだとしたら、素のクレスポが抵抗できる確率は58.3%、実に微妙です。

抵抗できないとして7振って11点、出来たら9点ですね。抵抗できれば、11以上出なければ12点以上はいきません。

もし8レベルだったとしたら大変ですよ。抵抗できても出目8以上で生死判定ですからね。


魔法使い達の魔法がケルベロスの抵抗を破る確率は、当然ながらレベル毎に変わります。

マロウの魔力が8、ベルカナとシャイアラの魔力は7。それに対してケルベロスの抵抗は14〜16(7〜9)です。

マロウの場合は6レベルで66.2%、7レベルで55.6%、8レベルで44.4%です。

一方ベルカナとシャイアラは6レベルで55.6%、7レベルで44.4$、8レベルで33.8%です。


ベルカナが杖で鎮める場合は8レベルになってるので、およそ1/3の確率で鎮まるようになってるんですね。

つまり、2つの首が両方とも抵抗する確率はおよそ44%ですね。両方とも鎮まる確率は11.4%ぐらい。

どっちか1つ鎮まる確率は44.7%。これだとまぁ7レベルにはなるかな、という感じですね。


こうしてケルベロスは倒す事が出来たのですが、帰りには思わぬ襲撃を受けました。床一面に油がしかれ、火責めにしてきましたよ。

相手は2人で、片方は精霊使いのようでした。シャイアラの"トンネル"がなかったらどうなってたことか。

ちなみに片方は(精霊使いと同一人物かは不明)女のようでした。もしかして、短編に出てきたララとか?

でもあの人ってバーゼルさんの部下でしたよね。もしそうなら………、いやどうかな。


色々ありましたが、クレスポは無事に幹部になれました。でも、何かが変わり始めていますね。

なんというか、クランズと遭遇する前のヘッポコーズのような雰囲気です。何かが起こるという。これは宿敵登場かな?

相手は殺る気でしたからね、幹部昇進の妨害だとしてもちょっと過激ですね。

シタッパーズという仲間は増えましたが、同時に多くの敵を作ってしまったような気がします。









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